出題範囲
医療情報技師育成部会では「医療情報技師育成到達目標」を定めており、これに基づいて出題されます。
しかし「制度改正の動向など、医療情報技師として知っておくべき事柄については、教科書に記載がなくとも常識の範囲内で出題することがあります」との記載もあります。一般紙で報道される記事程度は内容を掘り下げて把握する必要があるでしょう。
試験分野が3つあり広範囲に及ぶのがこの試験の難しいところです。分野別に見ると基本的な内容ばかりのため、それぞれの試験対策をすれば合格に近づきます。
情報処理技術系
情報処理系職種の方が有利な分野です。合格に必要なレベル感は「ITパスポート」以上「基本情報処理技術者」未満といったところでしょうか。
- 情報の表現
- ハードウェア
- ソフトウェア
- データベース技術
- 情報システムの開発
- 最近の情報技術と情報サービス
医療情報システム系
オーダリングシステムや電子カルテの構築・運用に携わる方が有利な分野です。HL7やDICOMといった用語にもなじみがあると思います。
- 情医療情報の特性と医療情報システム
- 医療を支える情報システムの構
- 病院情報システムの機能
- 病院情報システムの導入
- 病院情報システムの運用
- システムの評価と改
- 医療情報の標準化
- 医療情報技師の3Cを支える手法・スキル
- 医療情報分野の将
医学・医療系
医師・コメディカルの方が有利な分野です。それ以外の職種の方にとっては苦戦しがちな分野でしょう。
- 医学・医療総論
- 社会保障と医療制
- 医療管理
- 医療プロセス
- 医学・薬学・看護学
- 検査・診断
- 治療・処置
- 診療録およびその他の医療記録
- 医学研究
- 医学医療統計
- 臨床データベースの構築